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2006年4月 8日 (土曜日)

金粉世家

《金粉世家》は張恨水の小説だ。張恨水といえば久しくその名は目にしてきたが著作を読む機会に恵まれなかった。おそらく通俗作家というレッテルを軽信していたからかもしれない。

今回,金粉世家のテレビ版をgooで見て(免費の第1回だけです,念のため),いつ読むことができるやらと思いつつも原作を買ってみた。三巻本が団結出版社から出ているが,北岳文藝出版社の二巻本を買った。この北岳文藝出版社には20年ほど前その門前を幾度となく歩いた事もあって妙な愛着があったのだ(この二巻本のほうがずっと安価だったということもあったけど)。

この二巻本は会話の部分も改行をしておらず,ベタで印刷されている。あのころの小説はこのように書かれていたのかもしれないが,ほかの版では改行が入っているのだろうか?

“楔子”のところだけしか読んでいないが,ちょっとびっくりした。 平明な文体で,読んでいると映像を見ているかのように物語が展開していく。こんな経験は日本の小説でも少ない。ちなみにいえば,この“楔子”の部分はテレビ版の第一回ではすべてカットされている。

小説を読んでいる暇などないのだけれど,読み出したら止まらなくなりそうで,ちょっと恐い。

BK1で「張恨水」で検索してみたが,1冊もヒットしなかった。いままでに著作が翻訳されていないのだろうか? ともかく,こんな小説が読めるというだけでも中国語を習っといて良かったと思う。

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