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2005年10月28日 (金曜日)

巴金のこと

巴金が死んだ。2005年は私にとって巴金が死んだ年として記憶されていくことだろう。
中国とこんなに長くつきあえてこれたのも氏のおかげである。こう書くと何か特別な関係があったようだが,もちろんまったくそんなことはない。
回想録である《随想録》の日本語訳がようやく出始めたころのこと,大学の外国語科目の中国語上級で《随想録》の初めの2、3編を習った。今ながめてみると,平易な読みやすい文章である。でもその当時は習ったとはいえ,半日かけて必死に下調べしていっても,講義にはまったくついていけず,最後に先生の訳を聞き取りするのが関の山だった。今でも鮮明に覚えているのだが,“一下子”の意味がわからず恥をかいた。実は履修したのは自分1人だけで,先生とマンツーマンだった。年間の学費が13万ほどだったから,今考えるとまったく贅沢な講義だった。
のちに中国への留学試験を受ける事になったのだが,出題された問題文が正に「《随想録》の初めの2、3編」だった。その日本語訳はほとんど暗記していた。
運が良かったのか悪かったのか,ともあれ,その後,氏の享年の1/4の年月を中国と関わって暮らしている。

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